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987(桑名市)の工務店&不動産
”40年以上の木材屋”の知識と”30年以上の建築業”のノウハウで創る家。
木の話 【桧】
カネカの産屋敷です。
仕事柄今まで沢山の木を取り扱ってきました。
人から教えてもらった木や、本で知った木、
実際に観に行った珍しい木などがありますが、
それらの木の「特徴」や「使い方・使われ方昨今」
について話をしたいと思います。
仕事で覚えた事なので間違いが有った
場合はどうかご容赦ください。

針葉樹の国産材ではなんと言っても私は
桧だと思います。木の横綱でしょうね~。
中でも長野県と岐阜県に生えている
木曽桧は最高級品です。

樹齢は150年以上ですが、500年以上
の物もあります。製品にした場合、色白ですが、
ややピンクが混ざっていて適度な柔らかさ、
適度なツヤがあり年輪は真っ直ぐ細やかで
狂いが少なく、香りが日本人に合っているので
高級材として古くから御堂仏閣等に使われています。

代表的なのは三重県の伊勢神宮で20年ごとに
行われる御遷宮に早くから使われていることは皆が
知るところです。木曽谷から何百本という木が
切り出され、伊勢神宮へと運ばれます。

私は以前台風で倒れた木曽桧を買ったことが
あります。倒れたまま何年も山に置いていると、
白太(辺材)は腐ってしまい赤身(辺材以外の芯材)
だけが残った『葉がらし材』が出来るのです。
ツヤは少し無くなりますが、柔らかくて狂いがない
素直な製品が出来、建具屋さんに沢山買って
頂いた思い出があります。

150年以上の樹齢の木を天然木と言い
、日本には至る所には生えていますがこれらを
天桧(てんぴ)と呼んで木曽桧と分けて
取り引きしました。

天桧(てんぴ)は木曽桧より硬く、木油も
多い事から光沢もあります。
ただ色や光沢は木によってはまちまちで
、全ての木の色やツヤが揃うとは限りません。

木油はどんな木にもありますが製品によっては
後から滲み出る事があり価値を下げてしまいます
。木曽桧も木油はありますが、水に浮かべておくと
木のアクや木油が少なくなり色も更に揃うそうです。
昔は筏(イカダ)で材木を輸送していたのでその様な
心配は無かったのですが現在はトラックで輸送し、
すぐに製品にすることで後から木油が滲み出る
製品が沢山あります。

伊勢神宮の御遷宮に現在は木曽桧が沢
山使われていますが、伊勢には神宮林があって
(今でもありますが)昔は天桧が沢山生えており、
そこの木で御遷宮の時やその他の行事など
賄っていました。何百年も切り続けた結果天桧は
無くなり、木曽の桧に頼らなくなったのです。

そんな事からいつから始まったか定かでは
ありませんが神宮林で植林事業を行ってきました。
今では樹齢100年以上の木も生えているそうです。
今後は何年先か分かりませんが伊勢の木で
御遷宮や様々な行事を行うことができるでしょう。

全国では植林を官、民が盛んに行っていますが、
木曽谷でもこのままだと木曽桧が将来無くなることが
明確なので、以前から植林を行い今では100年以上の
木も育っています。これらの木は人工林桧と呼び、
少しずつ切出され、製品化されますが良質な残し木が
150年生・200年生にもなると天然木扱いとなり
これからの主役となるでしょう。

言い忘れましたが、一般的には国が扱う全ての木
を官材と言います。しかし木曽桧を取り扱う
木材業者は木曽桧だけを官材と呼んでいて
一般の桧と差を付けています。

木曽桧や一般的な桧は今も昔も建築材に
使うことが多く、柱や土台はもとより内装材の
鴨居、敷居、フローリング、壁板、天井板、
外部造作材の破風板、戸袋などあらゆる
内外の造作材に使われていました。
最近では構造材にも時々は使っているようです。

昔から桧普請は最高級の建物であり「桧舞台」も
高級の舞台の事を言います。他にも門、塀の建築、
建具や家具、浴槽、たまに高級棺などの大きい
ものから能面や仏像などの彫物、又割り箸などの
日用小物品まで様々なものが桧から作られています。

しかし、使い方を間違えると、桧でも腐ったり虫に
食われたりすることがあります。
桧の赤身(芯材)は木油もあり強いのですが、
白太(辺材)は木が成長する部分でもあり
柔らかいのでシロアリの被害を受けたとか、
湿気の有る場所に使ってしまい早くから腐って
しまうことがあります。日本の桧には抗菌性の
あるヒノキチオールは含まれていないので
特に白太はシロアリに弱く、防腐処理や防虫処理を
して使うがいつも乾燥している場所に使うべきです。

【ヒノキチオールが含まれているのは日本では
青森ヒバ・アスナロ・ネズコ杉外材では台湾の
ヒノキ・ベニヒ・アメリカやカナダに生えている
米杉・イエローシダー】です

これだけは言えると思います。桧はもとより、
全ての木は間違った使い方をしない限り
奈良や京都の建物のように何百年も保つ事が
出来る素晴らしい建材であると言うことです。

これで桧の話は終わりにしたいと思います。
次は杉の話をします。

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